技術的内容も含んで、非常にちょうどよい。(口コミ評価:5点)たとえば、クラウドって何よ、ということを手っ取り早く知りたいとします。ひとつの方法は、具体的にクラウドを体験することです。その際に、この本は使えます。force.comやgoogle app engineでは少しだけ現状が進みましたが、それでも、手っ取り早く「ともかくやってみたい」人にお勧めです。
Google の場合のJavaについては予告が当たってますが、技術的なことは当然、他書が必要となります。各章を別々の著者が書いています。少しの重複があるのは、気にしない。それよりも、やってみて分かるためのガイドとして使えます。うちの研究室では、評価はかなりいいです。
クラウドについて、自称「哲学的」なことを書かれるよりは、本書のような具体的な方が逆に技術の方向性も見えてくる。また、私はSaaS, PaaS, IaaSという分類軸と、ASPやクラウドという実現軸は、ほぼ独立という感想を得たのがよかったと思います。
すでに最新ではない・・・(口コミ評価:3点)クラウド・コンピューティングという分野は難しいですね。
その最先端を追いかけている私にとってはすでに内容が古く感じてしまいます。
情報の鮮度は書籍化したときの最大の悩みですから多少はあきらめるとして・・・。
とても残念なのは同じことを違う筆者が何度も言及していること。そのスペースがあるなら別の内容に言及して欲しかった。このあたりは内容をとりまとめた日経BP社にもうすこし頑張って欲しかったな〜。
とはいえ、今から「クラウドって結局何???」ということを知りたい方にはちょうどよい内容かもしれません。後半はかなり技術的なものになっているので、その点を考えるとエンジニア向けかな!?
なお、この評価は2009年7月時点のもの。半年もしたらクラウド・コンピューティングの世界が変わっているかもしれません。そのときはこの内容は昔話になっているかもしれませんので、その点はご容赦ください。
技術者向けです(口コミ評価:3点) 300ページを超える大作ですが、前半の数10ページ以外は、プログラミングコードが登場することから分かるように、エンジニア向けの内容になっています。私のようなIT企業に勤めるビジネスマン(エンジニアではない)にとってもかなり難解でした(70ページ以降はほとんど読み飛ばしてしまいました)。
また、多数のメンバーで各章を分担して執筆しているので、全体としてはややまとまりに欠け、アマゾン、グーグル、セールスフォース・ドットコム、マイクロソフト以外のプレイヤーの記述が薄いなど、網羅性という点でも今ひとつの感があります。
ただ、エンジニア向けのクラウド本がほとんどない現状では、クラウド上での開発とはどういうことかを知りたい人や、大規模分散処理技術について深く知りたい人を中心に有用な本だと思います。一般のビジネスマン(非エンジニア)にとっては消化不良になる可能性が高いので、あまりお勧めしません。
圧巻!類書をよせつけない、クラウド技術集大成の登場(口コミ評価:5点)クラウドの啓蒙がひととおり出たところで、プロフェッショナル向け
の技術解説書の決定版の登場です。
本書を読んで、実際にクラウドサービスをセットアップして利用すれば、
「今、そこにある未来」(オライリー)を実感できます。
クラウドの入門編は、最初に概要をさらっとポイントを整理。
全330ページ近くで、残りは、すべて、徹底的な技術解説です。
ユーザは「今」、クラウドを使って何ができるのか、という
意味での「サービス詳細」は、代表的な「アマゾン」「グーグル」
「セールスフォース」そしてMS Windows Azureについて、きわめて細かな解説。
しかし、圧巻は、その後に続く、基盤技術の詳細解説。
分散処理やデータ処理技術など、広範囲にわたっての説明ですが、中心は、
Google MapReduceと、ApacheのHadoop(HDFS,HBase,Hadoop MapReduce)です。
特に注目すべきは2つの章。
MS Windows Azureクラウドに関する基盤とデータストア、アプリ開発
のフレームワークが深く細かく説明されています。
それよりも驚愕するのが、第9章「大規模分散処理基盤の開発」。
クラウドというと、海外のテクノロジーや企業名が必ず登場していますが、
日本でも、Web2.0で実際のサービスを展開している企業の雄が、ここまで
研究開発をしていることがわかって、頼もしくなります。
これだけの内容ボリュームで、この値段はまったくお買い得です。
通して読むことで、今目の前で進行中のクラウド革命の本当の技術革命を
知ることができますが、リファレンス本としても、技術屋さんに限らず、
テクノロジーに関わるすべての方にも利用価値が高いこと請合います。
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