戦略を「実行する」ための教科書。(口コミ評価:5点)本書はトップマネージャー向けの本ではなく、あくまで現場の管理職(実際に人を動かし、プロジェクトを成功に導くことに対して組織内での責任を持つ方)向けの本。
前半では「現在地」と「目的」の間を行く「ルート」が「戦略」だと定義し、それぞれの観点から具体的な情報収集や戦略の立て方が触れられている。
いずれも視点は経営者ではなく、あくまでも管理職である。
後半部分では、「いかに実行していくか」ということに力点を置いて書かれており、実はこの点は既存のいわゆる「戦略書」には書かれていない。これまでの戦略書はあくまでトップマネージャー向けのものが多かったからだと思われる。
そういった意味では、広義では「戦略書」というよりは「戦略管理書/戦略実行書」というカテゴリに分類されるかもしれない。
現場で日々悪戦苦闘する組織内幹部や管理職(私もそうだが)にとっては、読んですぐ活かせる書籍。特にコンサルティング系の業種に向いているように思う。
戦略の実行という現場の観点から書かれた、わかりやすい戦略の教科書(口コミ評価:5点)
『はじめての課長の教科書』の著者によるとってもわかりやすい戦略の教科書。内容は、著者が言うには、アカデミックなものや情報の分析を主とした従来の戦略本とは違い、戦略の実行という現場の観点から書かれたものであるところが新しいらしい。
たしかにフレームワークを使った情報分析の本なんかは巷にはあふれているが、この本のような、人の性格分析まで含めて、いかに戦略の実行を成功させていくのかという切り口の本は少ないかもしれない。
内容は、
第1章で戦略を定義し、第2章で「現状把握」のための「情報の収集と分析」を説明。第3章は「目標の設定」、第4章は戦略を立案するための「原則」を明らかにし、第5章は「戦略の実行」の説明となっている。
それぞれの章における著者の説明も分かりやすくて優れているが、なによりも、それがすべて第5章の戦略の実行につなげているのがいい。この本の記述方法がまさに問題解決のための戦略の実現になっているように思う。
プロジェクトに多く携わってきた自分にも反省すべき点が多いなと感じる。もっと効果的な実行方法があったことに気付かされた。今後のプロジェクトに生かしたい内容の本だ。
それと、この本は買ったときに著者にサインをもらっていた。
サインには一言添えられている。
「すべての問題の原因は必ず過去にある」
そのとおりだと思う。
タイトルに偽り無し(口コミ評価:5点)戦略の教科書と書かれておりますがまさにそのとおりだなと感じました。
本書を読めば戦略が自動的にできあがるわけではありません、
思い・原石をもった状態を形に落としたいときのひとつの道しるべとしての役割です。
企業戦略と名がつくものであるならばトップもしくは幹部が実行することですが、
本書が提示している方法論はもうすこし現場レベルでも通用しそうなテクニックも盛り込まれております。
新しいプロジェクトを抜擢されたとき(本来ならばそうなるまえに企画立案、プレゼンの段階で用意しているのが好ましい)
ゴールはどこか?その道順は?気をつけることは?などを形に落としだれでもわかるように提示できる道具として役立ちます。
本書の特徴は戦略は変わるものだということを前提としている点。
そして、他のレビューアーの方々もおっしゃられておりますが、絵に描いたもちで終わらせないように実効する際の留意点までフォローされており、そこが他の類書と決定的に違う点であります。
また顧客視点に重きを置いているところも見逃せません。
本来企業とはお客様ありきの存在なのですから、そこを軽視しては本当の戦略などできるわけがありません。
おなじやるならば、マイケル・ポーターなどのお堅い戦略書を1回読むよりは、まず本書を3回読んでトライ&エラーをしたほうが得るものがはるかに多いように感じます。
もう少し踏み込んで書いてほしかったかもなぁ。(口コミ評価:3点) はじめての課長の教科書」がとても勉強になったので、第二弾の「あたらしい戦略の教科書」も読んでみました。今度は"現場からのボトムアップの戦略が必要だ!!"と帯に書いてあるように、"現場で使うための戦略"の立て方についての本です。
第二弾は、意外と普通な本でした。初心者向けの"戦略""方針""目標"の立て方の教科書という感じです。初心者向けにはとっても親切でわかりやすくていい本だと思いました。ただ、「はじめての課長の教科書」を手に取った人にはちょっと物足りないかも??
戦略思考の入門(口コミ評価:5点)首席卒業のMBAホルダーだけあって、筆致が自信にあふれていて、分かりやすく
語りかけて来る内容です。レビュワーの読書ノートから抜粋して下記まとめて
おきたく思います。
・情報分析の基本 (1)情報の異常値は時系列推移に注目する
(2)ドライ⇔ウェット情報の食い違いに注目すること
(3)情報の信頼性担保のためウラを取る
(4)人間を観察する
(5)ネガティブ情報はハインリッヒの法則にしたがう
(6)情報収集はタイミングが命
(7)定量的にならない情報は定性的でもよしとする
・人の2×2タイプ分類
プロモーター、専制君主、サポーター、アナライザー
相互に対角線に位置する者同士の相性には気を付けるべし
レビュワーのタイプ自己診断は「アナライザー」と思います。
筆者の自己診断は「プロモーター」とのことなので、一緒のプロジェクトに
入った暁には(まずあり得ないが(笑))、お互いに気を遣う関係になること
でしょう。筆者と読者という関係が一番差し支えないのです。
プロジェクトを引っ張る立場の人、役職者に就いたばかりの人、30代辺りの
組織の心臓部に位置する人、広く一読お勧めします。
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