「コンピューターは世界に5台で十分」(口コミ評価:4点)最初に出版された、クラウド・コンピューティングの解説書。現時点(2010年2月)から
見るとちょっとずれている点もあるが、とても簡潔かつ要点が的確に纏まった本です。
クラウド・コンピューティングとは、「ソフトウェアのサービス化」「ハードウェアの
ボーダレス化」「データの分散」「記憶装置や処理演算力の集約」のこと。最初から方
向性を持った「技術」ではなく、様々な技術動向が結果として塊になった「現象」です。
データをローカルに置かないことにより、トラブル回避や共有が容易になるというメリッ
トがあります。その世界カギとなるのが記憶容量ではなく“データ転送”であるという
認識には納得です。
著者は語ります、クラウドの時代では、「サーバーを提供する技術」「サービスを構築
する技術」「端末を開発する技術」が依存しあってビジネスが成立する、と。そして、
データはすべてサーバーの中にあり、パソコンはデータ保持と管理の重責から開放され、
使い方がシンプルになるとのことです。
1943年、IBM創設者のトーマス・ワトソン氏は「コンピューターは、世界で5台も売れれ
ばせいぜいだ」と語ったとのこと。予想は大きくはずれ、現在、パソコン、サーバーに
携帯電話と、何十億のコンピューターが溢れています。その後には、クラウド向けにサ
ーバーを提供する会社(コンピューター)が5社だけになる時代がやってくるかもしれま
せん。
コンピューターの歴史の流れの中から現在と未来が眺められる本です。
入門書として(口コミ評価:5点)
クラウド・コンピューティングとは何か解説してくれています。
私もバックアップ用のディスクをインターネットディスクとして使用していますが、メールはまだ読むと消していました。
メールは消すべきでは無い。「一生消さないメール」を提唱しています。
ハードディスクが高価だった時代、CPUが遅かった時代はメールは消すべきでした。
しかし、HDが1Tでも10000円を着る時代はメールは保存して必要な時に検索すべきかもしれません。
今までのパソコンの使い方の概念をひっくり返してくれるクラウド・コンピューティングの概要を適切に解説してくれています。
仮想のものから現実のものへ(口コミ評価:5点)クラウドコンピュータは、ネットワークの一種で、提案時点では実体は不明でした。
WEB2.0も、掛け声だけで、提案時点では実体は不明でした。
Googleが、大量のコンピュータと、便利なソフトウェアをそろえて、
大量のサービスを提供しはじめたので、実体がはっきりしてきました。
ネットワークと、ソフトウェアと、サービスを一体で提供する。
その3つの質が揃ったときに、現実のものになりました。
データの互換性、任意の文字の利用には、文字フォントの権利という未解決の問題があります。今昔文字鏡をWEB2.0で採用するサービスがでたときに、日本でのWEB2.0Jが始まるかもしれません。
読みやすいので概要をつかむのに最適(口コミ評価:4点)NHKでクラウドを特集した番組をみて、「クラウド」という言葉を意識しました。
その後、仕事であった会計士の方が、グーグルも「クラウド」ですよ!と今にして思えば当然すぎる解説をしてくれたのを聞いて、「お!そうか」とうなづいたりしてました。
この本はかなり早い時期に出ています。ここ半年の展開を経て今の時点で読んでみても古いなということはなく、一太郎のこともクラウド関連で説明されてましたし、Gmailのことも最初の頃のエピソードも含めて書かれているし、新鮮な感覚で知識を得ながらクラウドとはどんなものかがわかる構成となっています。構成も巧みですが、文章自体よみやすく入門書としては最高のものだと思います。
クラウドの時代を知るために(口コミ評価:4点)最近、よく聞く「クラウド」について分かりやすく解説した本。Web2.0って言葉は最近耳にすることはなくなったが、今度はクラウドって言葉が流行っているようだ。
漠然とはどんなことなのかは分かってはいたが、改めてこの本を読んでみると、最近の自分のPC生活は、クラウド中心であることがよくわかる。
GoogleのWebサービス、GmailやGoogleカレンダー、リメンバー・ザ・ミルク、Evernote、Dropboxがないと、自分の生活や仕事が成り立たなくタンってきた。
自分で言うのもなんだけど、まさにアーリー・アダプター。ただ、周りを見渡しても使っている人は少ない。日本ではそれほど浸透していないのかもしれない。
でも確実に時代はクラウドの方向に流れているのは間違いない。
この本は、そんな流れを、ソースネクストのソフトの販売方法から、先のグーグルのサービス、そして、GoogleChromeという新しいブラウザについて触れながら、とても分かりやすく説明してくれる。
面白かったのは、ユビキタスについての著者の考え。もともとどこでもパソコンが使えるように、なんて考えられていたユビキタスだが、それが日本の八百万の神々にたとえられている。つまり、パソコンという一つの神ではなく、携帯、PCなどさまざまな機器で情報を扱えるようになるということだ。
私も会社のPC、ウィルコムのD4、スマートフォンである初代W-ZERO3という機器で、共通のサービスを利用していて、その感覚は非常にしっくりきた。なかなか鋭いこと言うなぁ。
巻末にクラウド体験できるサービスの一覧があるが、これも参考になる。しらなかったWebspirationというサービスは面白そう。さっそく試してみよう。
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